夏の食中毒と予防法

食中毒は毎年3~4万人前後発生しており、その8割近くが細菌性食中毒です。そして1年中ありますが、冬季のノロウイルスなどの腸炎を除くと7~9月に多い傾向にあります。また、食中毒というと、いわゆる集団食中毒のイメージがありますが、なんと家庭でも15%ほどの方がなっており、油断なりません。

 

下痢起因菌の検出状況

(2007年1月~12月の発生件数)

(厚生労働省資料より)

 

食中毒の種類
細菌名  原因食品  潜伏期間  予防
サルモネラ 卵、肉類、加工品  6時間~3日  食肉類の十分な加熱 
腸炎ビブリオ 生の魚介類 5~20時間 真水で洗う、低温保存する
カンピロバクター 食肉、鶏肉、犬、猫 1~7日 十分な加熱
病原大腸菌 生肉、井戸水、野菜 6時間~10日 十分な加熱
ブドウ球菌 おにぎり、すし、洋菓子
サラダ類
1~6時間 調理後すぐ食べる
ボツリヌス菌 ハム、ソーセージ
ハチミツ
10~40時間 缶詰に注意
セレウス菌 スープ、カレー
チャーハン、スパゲッティ
3~5時間 調理後すぐ食べる

 

細菌性食中毒予防の3原則

1、菌をつけない:食品を扱う際は必ず手洗いを。

2、菌を増やさない:食品は適切な方法で選び、適切な温度で管理する。

3、殺菌する:食品を加熱する際は十分に加熱しましょう。

 

家庭での予防
1、食品の購入 

生鮮食品は新鮮なものを選びましょう。 

生鮮食品は買い物の最後に必要な分だけ買い早く持ち帰りましょう。 

 

2、家庭内での保存 

冷蔵庫の温度は5℃以下、冷凍庫の温度は-15℃以下に維持しましょう。 

肉、卵、魚を取り扱うときは必ず前後で手洗いを。 

定期的に冷蔵庫の清掃もしましょう。 

3、下準備 

台所はシンクも含めいつも清潔にしましょう。 

必ず流水で石鹸を使って手をあらいましょう。 

野菜、果物もよく洗いましょう。 

まな板、包丁は肉、魚を扱ったあとは必ず洗い、熱湯をかけて消毒しましょう。 

4、調理 

加熱の際は中心部が75℃以上になるよう十分に加熱しましょう。 

特に冷凍食品をレンジで調理する際は、十分に加熱しましょう。 

5、食事 

食事の前には流水で石鹸を使って念入りに手を洗いましょう。 

作った料理は清潔な器に盛り付けましょう。 

温かいものは熱いうちに、冷たいものは冷たいうちに食べましょう。

調理後、料理されたものはすぐに冷蔵庫に入れましょう。 

6、食品の保存

残った食品は清潔な容器に入れ、必ず密封して冷蔵庫にいれましょう。 

それでも下痢、腹痛、嘔吐など食中毒が疑われる場合 すべての症状があり、しかも熱も出ていた場合、急速に脱水になります。様子を見ないで早めに医療機関に受診してください。 

 

おまけのちょっとしたアドバイス

○まな板、包丁、シンクなどは柑橘類の入った洗剤で洗うとより殺菌、抗菌作用が得られます。 

○お弁当を作る際は、お酢で容器をよく拭いてから食べ物を入れると殺菌、抗菌に有効です。

○焼肉の際は、トングなど使い、口に入れる箸と生肉に触れる箸を別々にしましょう。

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