肥満(生活習慣病)

(1)肥満とは?

生活習慣病といえばまず思い当たるのがこれでしょう。肥満は、高血圧、高脂血症、糖尿病を併発しやすくなります。また、肥満を含む複数の生活習慣病をかかえる状態を、メタボリックシンドローム(複合生活習慣病)と言いい、脳卒中や心筋梗塞を引き起こす「動脈硬化の危険因子」が高まります。

(2)肥満かどうかを調べるBMI

※BMI=体重(kg)/身長(m)×身長(m)です。これが25を超えると肥満と言われます。

肥満度
BMI
肥満(一度)
25以上~30未満
肥満(二度)
30以上~35未満
肥満(三度)
35以上~40未満
肥満(四度)
40以上

※BMIが25を超えると高血圧、高脂血症、糖尿病になりやすくなります。

(3)肥満のタイプ

りんご型肥満は、おなかの周りに脂肪が多く腸を支える腹膜などの内臓に脂肪がたまるのが特徴です。

肥満のタイプは「洋なし型肥満」と「りんご型肥満」の2種類にわけられますが、中でも問題となるが内臓脂肪の多い「りんご型肥満」です。

洋なし型肥満の特徴は、脂肪が皮膚の下にたまるのが特徴で下腹部肥満と呼ばれることもあります。

内臓脂肪は、特に中高年の男性にたまりやすい傾向があり、多くは食べ過ぎや運動不足が原因です。内臓脂肪の蓄積は、糖尿病や高血圧、高脂血症の引きがねになりますので、内臓脂肪型の肥満には注意が必要です。

まず、現在のご自身の状態を知ることから始めてください。そして、食生活の見直しや運動療法など、生習慣の改善が基本です。